現在京都の清課堂さんで開催中のPrimavera!展も残すところ1週間を切りました。
出品中の作品の一部をご紹介します。
「お守り棗」と名付けた、掌に握れるサイズの純銀製の極小棗です。
ほとんど茶巾筒サイズ、茶箱の隙間にポンと入れられる大きさです。
お抹茶は4服分くらいしか入りませんが、金平糖を入れてお菓子入にしたり、何か大事な物を入れて持ち歩いたりするのにもよいかもしれません。
今回は3種類の彫り模様を彫金しました。
唐草、花クルス、古渡更紗をイメージした花唐草です。
一番右の花唐草のものには仕覆も添わせました。
こちらは仕覆作家の竹山佳佑さんの作品です。
表裂は19世紀のインドネシアですが、この仕覆は裏の裂も洒落ているのです。
ぜひギャラリーでは仕覆の内側、内底までご覧下さい。
もう1点、私の作品ではありませんが、一緒に出品している鈴木祥太さんの作品をご紹介します。実は3年くらい前からTwitterでつながっていましたが、今回初めてお会いできて嬉しかった作家さんです。
細部にまで心を込めて作られた作品を見ていると、作者の植物に対する愛が伝わってきます。
花びらも繊細ですが、特に枝の作りがため息ものです。
鈴木さんに伺ったところ
「桜は花だけど梅は枝なんです」と、仰っていました。
納得!!!!!
鈴木さんの他の小品や清課堂の店舗のショーケースに佇むタンポポも必見です。
この他にも14名の作家の春を感じる素敵な作品が並んでいます。
金工だけとは思えないバリエーション豊かな展覧会、ぜひ足をお運び下さい。
「Primavera!」展
2014年4月1日(火)~2014年4月30(水) 午前10時~午後6時
清課堂ギャラリー 京都市中京区寺町通二条下ル 妙満寺前町462
寺町通ではこんな光景にも出逢えるかもしれません^^