夏の茶箱に、遊び心溢れるお点前に、こんな古代ガラスの茶杓は如何でしょう?
見ているだけで楽しくなる、形や色味、パティナ(表面の銀化)が美しい古代ガラスを使って、それぞれのガラスに合った茶杓を誂えました。
地金には、金槌で打ち締めた銀を使っています。茶杓の形状に合わせて強度を考え、純銀、silver970、silver925を使い分けています。
毛彫りを使った櫂先の装飾や、ガラスを留めるかすがいのワンポイント、そして、金属でしか作れない繊細な表現が見所です。
真塗の棗の上に置いても傷がつかないように、裏側も丁寧に仕上げています。
せっかくなので茶杓袋もちくちく。今回は和更紗を合わせました。
おかげさまで写真の6本は全てご売約いたしましたが、また新作を製作中です。
タイに住む友人からもローマングラスを頂いたので、創作意欲が膨らみます。
今度はどんな茶杓にしようかな?
コメント
茶の湯修行中のものですが、茶杓が金属製の場合、茶碗のふちで茶杓を打って抹茶を落とす所作はどのようにしますか? 金属で大切な茶碗をたたくのはいかがなものかと思いますが、なにか良い方法はあるでしょうか?
コメントありがとうございます。
茶碗を傷つけないように優しく打っていただくのが前提かと思いますが、特に大切なお茶碗を扱う際には竹の茶杓でも茶碗の縁ではなく内側に先端を当ててごく軽く打ったり、左手の人差し指を茶碗と茶杓の間に添え、指に打ち付けてお茶を落としたり致します。ご参考になれば幸いです。