古代ガラスを使った茶杓
2014年8月15日
古代ガラスを使った茶杓
2014年8月15日
夏の茶箱に、遊び心溢れるお点前に、こんな古代ガラスの茶杓は如何でしょう?
見ているだけで楽しくなる、形や色味、パティナ(表面の銀化)が美しい古代ガラスを使って、それぞれのガラスに合った茶杓を誂えました。
地金には、金槌で打ち締めた銀を使っています。茶杓の形状に合わせて強度を考え、純銀、silver970、silver925を使い分けています。
毛彫りを使った櫂先の装飾や、ガラスを留めるかすがいのワンポイント、そして、金属でしか作れない繊細な表現が見所です。
真塗の棗の上に置いても傷がつかないように、裏側も丁寧に仕上げています。
せっかくなので茶杓袋もちくちく。今回は和更紗を合わせました。
おかげさまで写真の6本は全てご売約いたしましたが、また新作を製作中です。
タイに住む友人からもローマングラスを頂いたので、創作意欲が膨らみます。
今度はどんな茶杓にしようかな?