南鐐亀甲唐草文皆具

2015年12月1日

2015年11月27日〜29日の3日間、青山の根津美術館で催された

宇田川宗光先生の斎号披露と東京宗和会会長就任の記念茶会に際して、濃茶席の皆具を作らせて頂く栄誉に預かりました。

南鐐であつらえた水指、杓立、建水、蓋置には宗匠のお好みですべて宗和流の紋である二重亀甲を施し、梅と亀甲をあしらった唐草を彫って仕上げました。

写真を載せることはできませんが、複数の職人さんの力をお借りして仕上げた皆具は自分を一回り大きくしてくれた仕事でした。

おかげさまで茶会当日は幾人ものお客様からお褒めの言葉も頂戴し、ほっと胸を撫で下ろしました。
まだ若輩であるわたしを信頼しての皆具の依頼、錚々たるお道具組の中に拙作を加えてくださり、お茶の師匠 宇田川先生には心より御礼申し上げます。

 

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